ワタミ系の介護施設で74歳女性が溺死 入浴中、警視庁が捜査
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居酒屋チェーンを展開する「ワタミ」の子会社「ワタミの介護」が運営する介護付き有料老人ホーム「レストヴィラ赤塚」(東京・板橋)で昨年2月、入所者の女性(当時74)が入浴中に溺れて水死する事故があったことが12日、分かった。警視庁高島平署が業務上過失致死容疑で捜査している。
同署やワタミによると、事故は昨年2月16日に発生。女性は午後2時13分に入浴したが、約1時間半後に老人ホーム職員が浴槽内で意識を失いうつぶせになっているのを発見した。女性は病院に搬送されたが死亡が確認され、司法解剖の結果、死因は水死だった。
職員は入浴中に一度も女性の様子を確認しておらず、同署は、入浴中の安全管理などで老人ホーム側に過失がなかったかどうかなど詳しい状況を調べている。
ワタミ広報グループは「警察の捜査に全面的に協力しているが、事故原因についてはコメントできない」としている。