2018年11月13日(火)

LINEいじめ、親に通知 ベンチャーが見守りサービス

2014/7/12付
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無料通信アプリLINE(ライン)を舞台にした子供同士のいじめを防ごうと、ITベンチャー企業「エースチャイルド」(東京・品川)が、「死ね」「うざい」などトラブルにつながるメッセージがやりとりされた場合、親に警告を通知するサービスを始めた。児童買春など性犯罪防止にも役立つという。

これまでLINEのやりとりは第三者が見ることはできず、親が把握できない一因になっていた。エース社は「いじめを受けた子は、親に心配を掛けたくないという心理があり隠すこともある。サービスは監視ではなく、親子で情報共有し話し合える環境をつくりたかった」と強調している。

スマートフォン上で使える交流サイト見守りサービス「Filii(フィリー)」を利用し6月末から始めた。親がユーザー登録し子供の承諾を得て、見守り対象として設定。いじめにつながる不適切なメッセージが、LINE上でやりとりされた場合、親の閲覧ページに警告が表示される仕組みだ。子供も同じ警告情報を見ることができる。

同社が警告対象として、いじめや児童買春につながる言葉約2万語を事前に選定。親はどのユーザーとのやりとりだったかが確認できる。ただ、メッセージ全文は子供のプライバシーに配慮し親には分からない。対応するのはアンドロイドのスマホだけで、当面は無料でサービスを提供する。

ネットいじめ対策などを担う「全国webカウンセリング協議会」(東京都港区)によると、LINE上でのトラブルの相談は昨年が497件だったが、今年は6月末までに866件と急増している。

複数でやりとりする「グループトーク」機能で、仲間外れにされるなどの相談が目立つ。メッセージが「既読」になっても返信をすぐに返さないなどささいな理由でいじめに発展する場面もある。同協議会は「面と向かって言えない言葉を相手に投げ付けてしまう。親もLINEの仕組みがよく分からず目が行き届かない。子供だけで問題を抱えるのは良くない」と指摘している。

〔共同〕

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