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製油所タンクから黒煙・火柱、取材ヘリのそばまで

港では岸壁に横倒しの船

東日本巨大地震の発生から約2時間過ぎた11日午後5時ごろ、東京都内からヘリコプターで飛び立ち、被災地を見た。

火柱が上がるコスモ石油千葉製油所(11日午後、市原市)

東に向かって約20分後。夕暮れ時なのに、千葉県市原市の上空に差し掛かると、徐々に夜のような暗さになった。火災が起きた同市内のコスモ石油千葉製油所から黒煙が噴き出し続け、周囲を包んでいた。

津波でコンテナが散乱する大洗港(11日午後、茨城県)

数キロ先の燃えさかるタンクに近づこうとすると、いきなり「ドン」という衝撃音とともに、炎の柱が噴き上がった。火山の噴火を思わせるように上へ上へと向かう火柱はヘリの高度を超えて約800メートルまで達した。

近くには警戒に当たる千葉県警のヘリも見えるが、なすすべもない。ヘリの操縦士は「こんなに炎が高く上がるとは……。巻き込まれては危険だ」と息をのんだ。近くの別の工場でも火災が起きたとみられ、黄色い煙が流れていた。

さらに北東に進むと、約4メートルの津波の被害にあった大洗港(茨城県大洗町)にさしかかった。港のそばを走る道路には海水が浸入。警察や消防の車両が警告灯を出しながら、車を誘導していた。

沖合への避難が間に合わなかったのか、岸壁には船が乗り上げ、横倒しに。整然と並べられていたはずのコンテナは、波にあおられ放り出されたようにばらばらに崩れていた。

日が暮れて都心に戻ると、通行止めになっている首都高速道路と対照的に、一般道は車が長蛇の列。テールランプの赤い明かりが数十キロ先まで続いていた。

地震の影響で、東京タワー(333メートル)頂上部のアンテナは、上から数メートルの部分がわずかに曲がり、一部地域でNHKのアナログ映像が一時見えにくくなったという。一方、建設中の東京スカイツリーには大きな被害はないようだった。(本紙チャーターヘリから)

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