震災後に5センチ地盤隆起 関東西部や甲信越など

2013/3/12付
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東日本大震災の影響で続いている地殻の変動で、三陸沖の震源から離れた関東西部や甲信越などで新たに地盤が2年間で最大約5センチ隆起していることが分かったと国土地理院が明らかにした。

栃木県北部で2月に起きた震度5強の地震も、この隆起などによるゆっくりと続く地殻変動が影響している可能性があるという。

国土地理院は全国に設置した全地球測位システム(GPS)のデータを解析し、関東西部や甲信越、青森県北部と北海道南部で地盤が隆起していることを確認した。太平洋沿岸部では震災により大きく地盤が沈降した後に、場所によっては少しずつ隆起しているが、その現象とは別のメカニズムとみられる。

国土地理院によると、地震で陸のプレート(岩板)が東側に動いたことに伴い、地下深くの軟らかい岩石の密度が低下。より深いところから岩石が入り込んで隆起したと考えられるという。

西村卓也主任研究員は「(この隆起は)マグニチュード7以上の大きな地震があると起こる地殻変動で、数十年続く可能性がある」と話している。〔共同〕

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