がん緩和ケア2.6%どまり 民間調べ - 日本経済新聞
/

がん緩和ケア2.6%どまり 民間調べ

アメリカンファミリー生命保険(アフラック)が11日に発表した「がん経験者の心の変化に関する調査報告」で、心身の負担を軽減するために末期がんに限らず利用できる「緩和ケア」を「利用したことがある」と答えた人が、わずか2.6%しかいなかった。

緩和ケアは、医師や看護師、ソーシャルワーカーらが連携し、苦痛や経済的不安を和らげる措置。「言葉としては知っていた」が73.2%あり、認知度はそれなりに高いものの、ほとんど利用されていない実態が明らかになった。

利用の検討の有無では、「検討したことがある」が6.1%に対し「検討したことがない」が61.6%で、関心も低い。

アフラックは「末期になるまで利用できないとの誤解があるため、早めに利用して治療の負担軽減に役立ててほしい」と指摘している。

調査では、病院内で専門の相談員が治療や生活全般の相談を受ける「相談支援センター」についても質問。「知らなかった」が59.3%で、情報が行き渡っていないことが分かった。

調査はがんの経験者を対象にインターネット上で実施し、59歳以下の男女計619人から回答を得た。〔共同〕

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン

権限不足のため、フォローできません