2018年10月22日(月)

性別変更の夫と人工授精の子は親子 最高裁

2013/12/11付
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性同一性障害で性別を女性から変更した男性が、第三者からの精子提供で妻が出産した長男との戸籍上の父子関係を認めるよう求めた家事審判を巡り、最高裁第3小法廷(大谷剛彦裁判長)は11日までに、請求を退けた一、二審の判断を破棄し、男性を父親と認める決定をした。

性別変更に伴う同種事案で、血縁関係のない父子に法的な親子関係を認める司法判断は初めて。性同一性障害の人が結婚して家族を持つことを後押しする内容で、家族のあり方を巡る議論が活発化しそうだ。

性別変更の手続きなどを定めた2004年施行の「性同一性障害特例法」は、性別がいったん変更された後は、変更後の性別とみなして民法などの各種法律を適用すると定めている。

最高裁は、女性から男性に性別変更した人は「民法に基づき夫として結婚できるだけでなく、婚姻中に妻が妊娠した場合は夫の子と推定すべきだ」と指摘。結婚することは認めておきながら、親子関係の形成を認めないのは許されないと結論付けた。

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