水俣病訴訟、上告審弁論へ 認定基準めぐる二審判断異なり

2013/1/11付
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熊本県が水俣病の患者と認定しなかったのは不当として、大阪府の女性と、熊本県の女性の遺族が処分の取り消しと認定義務付けを求めた2訴訟の上告審で、最高裁が3月中旬ごろに弁論を開く方向で調整していることが11日、関係者への取材で分かった。国の認定基準について二審段階の見解が分かれており、上告審判決で統一判断が示される可能性がある。

大阪の訴訟は、一審大阪地裁が国の認定基準を否定し、県に患者と認定するよう命令。しかし二審大阪高裁は昨年4月、「国の基準は医学的知見に適合し相当」とし、県の処分を適法と判断、女性側逆転敗訴とした。

一方、熊本の訴訟では福岡高裁が昨年2月、遺族側の請求を全面的に退けた一審熊本地裁判決を取り消し、国の基準を不十分として認定を命じていた。〔共同〕

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