パンダの赤ちゃん、肺炎で死ぬ 上野動物園

2012/7/11付
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保育器内で乳を飲むパンダの赤ちゃん(7日、東京・上野動物園)=東京動物園協会提供

保育器内で乳を飲むパンダの赤ちゃん(7日、東京・上野動物園)=東京動物園協会提供

東京・上野動物園で7月5日に生まれたジャイアントパンダの雌シンシン(7歳)の赤ちゃんが11日午前8時30分、死んだ。死因は肺炎。上野では1988年以来24年ぶり、自然交配では初の2世誕生で、順調な生育が期待されていた。

赤ちゃんは7月5日午後0時27分に誕生。母子ともに健康状態は良好で、シンシンは当初、子を抱いて頻繁に授乳した。しかし、6日夜に子を抱く様子が見られなくなったため、7日未明に赤ちゃんを保育器で保護。哺乳瓶で人工乳を与えて様子を慎重に観察する一方、赤ちゃんをシンシンの元に一時的に戻す作業をくり返していた。

いとおしそうに赤ちゃん(円内)を抱き続ける、東京・上野動物園のジャイアントパンダ「シンシン」(9日午後2時20分ごろ、東京動物園協会提供)=共同

いとおしそうに赤ちゃん(円内)を抱き続ける、東京・上野動物園のジャイアントパンダ「シンシン」(9日午後2時20分ごろ、東京動物園協会提供)=共同

シンシンは昨年2月、雄リーリー(6歳)とともに中国から来日。今年3月に発情の兆候が見られたため、2頭を同居させたところ、交尾行動を確認した。6月上旬には食欲が落ちるなど妊娠の兆候が出始めたため、同園は6月30日からシンシンの公開を中止。5日後の7月5日に赤ちゃんが生まれた。

同園では85~88年に、3頭のパンダが人工授精で生まれた。このうち、86年6月に誕生した雄チュチュは、育児に疲れて眠り込んだ母親ホアンホアンの下敷きになり、生後43時間で死んだ。また、日中国交正常化を記念し、72年に雄カンカンとともに来日した雌ランランは79年に自然妊娠したが、妊娠中に死んだ。

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