東日本大震災で被災して運休が続くJR山田線の宮古―釜石間(岩手県)を第三セクターの三陸鉄道(同県宮古市)に移管するJR東日本の案について、沿線4市町の首長は11日、「一定の評価ができる」と、前向きに検討する考えを示した。
JR東は移管を自治体が受け入れる場合、線路や駅をJRが復旧させるとしていたが、この日に宮古市であった会議ではさらに(1)設備の無償譲渡(2)一定期間の赤字補填(3)出向による人的支援――などを追加で提示した。
会議終了後、沿線の宮古、釜石、山田、大槌4市町長らが記者会見。碇川豊大槌町長は「利用者目線では望ましいのではないか。(震災から)丸3年がたつ中で一日も早く復旧復興を図らなければならない」と述べた。
一方で、運賃が高くなったり、三陸鉄道への新たな出資を迫られたりするとの懸念も示され、問題点などを協議し、受け入れるか決める。
山田線の運休区間は、4月に全線復旧する三陸鉄道北リアス線と南リアス線に挟まれ、三陸鉄道は移管されれば効率的に運用できるとしている。
JR東は当初、バス高速輸送システム(BRT)での仮復旧を提案したが、自治体側が拒否していた。