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雄の不妊マウスから精子 横浜市大、精巣を体外培養

精子をつくれないマウスから精巣組織を取り出し、精子の形成を促す物質を与えながら培養することで正常な精子を得られたと、横浜市立大の小川毅彦准教授(泌尿器病態学)らのチームが10日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。

人間の精巣組織の培養は現時点で難しく、今回の成果を臨床応用するにはまだ時間がかかりそう。だが今後、精子形成障害で起こる多くの男性不妊の治療法に発展させたいとしている。

実験では、精巣内に精子のもとになる精原細胞はあるが、精原細胞に栄養を与えたり成熟を促したりするセルトリ細胞が働かず、精子が育たないように遺伝子を改変したマウスを使用。生後4~11日のマウスから精巣を取り出して2~3ミリの組織片にし、約40日間培養した。

培養の際、成熟を促すKITLというタンパク質と、その効果を増幅するCSF1というタンパク質を加えたところ、組織の中で精子が育った。この精子を使った顕微授精の結果、生殖能力のある雌のマウスが生まれたことから、正常な精子であることも確認できたという。〔共同〕

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