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軽トラ図書館、笑顔お届け 盛岡の団体が被災自治体へ寄贈

東日本大震災被災地の子供たちのため絵本を集める活動をしている「3.11絵本プロジェクトいわて」(事務局・盛岡市)が小型の移動図書館「えほんカー」を被災自治体などに贈る活動を始めた。被災地では、図書館が津波を受け、使えない自治体も多い。代表の末盛千枝子さん(70)は「幼稚園や保育園などを巡回し、児童に好きな本を読んでほしい」と話している。

「えほんカー」は軽トラックの荷台を約160万円かけて改装し本棚を設置した小型の移動図書館。左右それぞれに据え付けた3段の本棚には計約600冊の絵本や児童向け書籍が収納されている。被災地では道路事情が悪い地域があり、バスを改装した大型の移動図書館は使いにくく、小型の軽自動車を利用した。

10日には岩手県大槌町の教育委員会に第1号のえほんカーが贈られた。教育委員会のある同町中央公民館には学童保育所が併設。児童らは早速、えほんカーの周りに集まり、好きな本を探すのに夢中になった。

世界地図の本を手にした小学2年生の里館圭登くん(7)は「この本でいろんなことを勉強したい」と目を輝かせた。児童向けの長編小説を選んだ小学3年生の菊池望夢くん(8)も「ずっと読みたかったのでうれしい」と笑顔を見せた。

「3.11絵本プロジェクトいわて」は児童図書編集者でもある末盛さんが中心となり、盛岡市の中央公民館などが本の仕分けや一時保管などで協力している。全国から本の寄付を受け、被災地の児童に配布することで、心のやすらぎを取り戻してもらいたいとの願いからだ。

同会にはこれまでに23万冊の児童書や絵本が寄せられ、避難所や仮設住宅、小学校など75カ所で4万6250冊を配布したという。同会では6台の「えほんカー」を準備しており、宮古市で児童に読み聞かせを行う団体などに順次寄贈する。

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