「平等な社会来てほしい」 婚外子の女性が会見

最高裁大法廷での弁論終了後、和歌山県に住む婚外子の40代女性は東京都内で記者会見し、「これを機に、本当に平等な社会が来てほしい」と最高裁の判断に期待を込めた。
父は法律婚の妻との間に2人、内縁関係だった母との間に姉と自分の2人の子をもうけた。父の死後、相続分を嫡出子の半分とする規定に直面し、「これまでの人生が否定された気がした」。
相続を巡る調停を申し立ててから8年。「本来、人は皆平等なはず。最高裁が正しい判断をして、差別がなくなることを強く願う」と女性は力を込めた。