無精子症男性に子供 北九州の医院「体外受精の手法確立」

2013/5/10付
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精子がごくわずかしかない無精子症の男性の精巣から精子になる前の細胞を取り出し、体外受精を成功させる手法を確立したと、北九州市の民間クリニック「セントマザー産婦人科医院」が10日、発表した。すでに80人の子供が生まれたという。男性不妊患者の治療法として広めたい意向で、札幌市で開催中の日本産科婦人科学会で12日に報告する。

同医院の田中温院長が東京都内で記者会見して明らかにした。無精子症の男性は成熟した精子が作れないものの、精巣の中に精子のもととなる未熟な細胞が存在する場合も多い。田中院長らは未熟な細胞を形などの特徴から他の細胞と選別する手法を考案。取り出した細胞を、電気で刺激して働きを活発にした卵子と体外受精させて母親の子宮に戻して妊娠させる。

田中院長によると、2011年9月から延べ856回実施し、現在までに80人の子供が生まれた。この手法の影響とみられる重い異常は今のところ出ていないという。

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