2019年1月19日(土)

彦根城の堀に相次ぎ自転車投棄 計115台、愉快犯か

2013/2/10付
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国宝・彦根城(滋賀県)の堀に自転車が不法投棄される被害が相次ぎ、彦根市が廃棄物処理法違反の容疑で県警に告発したことが10日、捜査関係者らへの取材で分かった。受理した県警はパトロールを強化するなどの捜査に乗り出した。

彦根城の管理事務所が昨年4月~今年2月初旬に回収した投棄自転車は115台に上る。市は城の世界遺産登録を目指しており「景観が損なわれ、登録の足かせになっては困る」と"強硬手段"に踏み切った。

市が異例の告発をしたのは1月下旬。県警はこれまで「自転車の不法投棄は彦根城に限ったことではない」としていたが、市側の強い要望で受理した。悪質な「愉快犯」との見方もあり、パトロールのほか、周辺の聞き込みなどもする。

捜査関係者らによると、捨てられた自転車の多くは故障しておらず、まだ新しいものもある。盗品が乗り捨てられているとみられる。

堀は城郭を囲んで二重になっており、投げ込まれているのは一般道に面した外側に集中。城内は特別史跡に指定されているため、フェンスや防犯カメラを設置することもできない。

管理事務所の職員が1日に数回、見回りをしているが、夜間に投げ込まれているのか、いまだに目撃情報はないという。

市は城の世界遺産登録に向け、国宝の天守だけでなく、二重の堀が築城された江戸時代の姿をほぼ変えずに、そのまま残っていることもアピールしている。〔共同〕

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