中国・桂林で爆発、男女2人死亡
【北京=共同】中国メディアによると、外国人観光客が多く訪れる広西チワン族自治区桂林市の小学校付近で9日、爆発があり少なくとも2人が死亡、44人が負傷した。公安当局は爆発の原因や被害状況を調べている。
香港の人権団体、中国人権民主化運動ニュースセンターは、社会に不満を持つ男性が報復のため事件を起こした可能性があると伝えた。
目撃者によると、男性が運転する三輪車が校門付近で爆発した。男性と近くにいた女性が即死。登校時間だったため、20人以上の児童が負傷した。
北京の日本大使館によると、日本人が巻き込まれたとの情報は入っていない。
同センターによると、男性は国家機関に陳情を繰り返していた。
桂林は川沿いに山水画のような山々が連なる観光地で知られ、毎年日本などから多くの旅行客が訪れる。
中国では官僚腐敗や公安当局の横暴に対する抗議活動が頻発。北京国際空港では7月、治安要員に殴られて障害を負った男が爆発物を起爆させる事件があった。
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