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岩手・陸前高田で追悼のたこ揚げ

岩手県陸前高田市で10日、震災犠牲者の追悼と復興を祈念し、住民らがたこを揚げた。同市と、隣接する同県大船渡市で亡くなった人の数と同じ計1896枚の連だこを用意し、約500人が地震発生時刻に合わせて黙とう。強風のため一部は揚げることができなかったが、更地になったかつての市街地の上空を白いたこが舞うと、子供たちが歓声を上げた。

企画した陸前高田市の会社員、佐藤博さん(38)は「犠牲者の数を目に見える形にして、生き残った人間が(死者の)魂に向き合う機会をつくりたかった」と話す。

震災当日に避難誘導をしていた義父(当時73)を津波で亡くしたという病院職員、吉田鮎子さん(36)は子供2人と市内の仮設住宅から参加し、空を見上げた。長男の小学1年、倫樹君(7)は「おじいちゃんも空から見ていると思う」と懸命にたこ糸を引いていた。

一方、約1800人が犠牲となった岩手県陸前高田市は10日、市立高田小学校の体育館で追悼式を開いた。遺族代表で、家族4人を失った自営業、小島幸久さん(41)は「ずっと心の中に生きています。見守っていてください」と犠牲者に語り掛けた。

原発事故で住民約1万960人が避難中の福島県大熊町も10日、役場機能を移している同県会津若松市で追悼式を開催。渡辺利綱町長は「高い放射線量に阻まれ納骨もままならず、満足に供養できない深い悲しみは察するに余りある」と述べた。

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