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アジアやアフリカで洪水が増加 今世紀末、東大など予測

地球温暖化が進むと、21世紀末にはアジアやアフリカを中心に陸上の42%で洪水になる回数が増えるとの予測を平林由希子東大准教授(河川工学)らのチームがまとめ、英科学誌に発表した。

大洪水被害に遭う恐れのある人は20世紀末に比べて最大14倍になるという。チームは「流域の人口が増えれば、被害を受ける人はさらに多くなる。洪水が増える前に適切な対策を取ってほしい」としている。

チームは、世界の研究機関が開発した11の気候予測プログラムと、河川から水がどのぐらいあふれるかを予測するためにチームが開発したプログラムを組み合わせ、2100年までの洪水の頻度を地球規模で調べた。

抜本的な対策が取られずに温暖化が進んだ場合、豪雨や長雨などにより、日本や中国を含むアジアやアフリカ、南米で洪水が増えるとの結果になった。世界にある29の主な河川のうち、黄河やメコン川など多くの河川で、現在は100年に1回の割合で起こる大洪水が、21世紀末には10~50年に1回に高まりそうだという。

大洪水の被害に遭う恐れがある人は現在約560万人とされるが、温暖化対策が取られず気温が3.5度上がった場合には約8千万人と14倍に増える。チームは「温暖化ガスの削減目標を設定する際には、洪水のリスクについても考慮する必要がある」と主張している。〔共同〕

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