/

部活の炎天下ランニングは体罰 文科省会議が具体例

文部科学省の有識者会議は10日、学校の運動部活動の指導で、体罰などにあたる許されない行為と、指導として認められる行為の具体例を盛り込んだガイドラインの素案を示した。炎天下で水を飲ませずに長時間ランニングさせることなどを禁じた。月内にも最終案を取りまとめ、下村博文文科相に提出する。

大阪市の市立高校で体罰を受けていたバスケットボール部の男子生徒が自殺した問題を受け、部活の顧問らに体罰防止を徹底するのが狙い。

素案は、顧問の教員らによる行為が体罰に当たるかは「子供の年齢や心身の発達、行われた環境などを総合的に考慮し、個々の事案ごとに判断すべきだ」と指摘。その上で指導の範囲内と考えられる行為と体罰を分類し、具体例を明示した。

体罰など許されない指導の例として例示したのは、殴る、蹴るといった暴力行為▽炎天下で水を飲ませずに長時間ランニング▽特定の生徒への過度な肉体的、精神的負荷▽パワハラと判断される脅し――など。

通常の指導の範囲内として認められる行為は「安全確保のため、柔道の稽古で初心者に受け身を反復させる」「練習への遅刻を繰り返した生徒を試合に出さずに見学させる」など。子供による暴力行為があった際、教員が正当防衛として肉体的苦痛を与えた場合は体罰に該当しないとした。

大阪市立高校で男子生徒が自殺した問題を受けて、文科省が全国の公立高校を対象に実施した緊急調査では、2012年4月~13年1月に840件の体罰があり、1890人が被害を受けていた。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連キーワード

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン