2019年1月19日(土)

地蔵菩薩から足利尊氏の遺髪か 大津・三井寺で発見

2012/11/10付
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木造地蔵菩薩坐像頭部のエックス線写真。耳の後ろ周辺の薄い影が包みと思われる(大津市歴史博物館提供)=共同

木造地蔵菩薩坐像頭部のエックス線写真。耳の後ろ周辺の薄い影が包みと思われる(大津市歴史博物館提供)=共同

大津市歴史博物館は10日までに、同市の三井寺(園城寺)に安置された木造地蔵菩薩坐像(ぼさつざぞう)の頭部から室町幕府の将軍の遺髪が入っているとみられる包みが見つかったと発表した。

博物館によると、三井寺には初代の足利尊氏と2代将軍の義詮の2人について「死亡した際、遺髪を納めた地蔵菩薩が奉納された」という趣旨の記録が残っており、尊氏か義詮の遺髪である可能性が高い。信仰の対象とされてきたため、現段階で像を解体し包みの中身を確認する予定はない。

像は高さ約42センチ、幅・奥行き約40センチで、1350年~1400年ごろのものとみられる。像内は空洞になっており、同館などが6月にエックス線撮影をした結果、細く小さいものを包んだと思われる紙が見つかった。

同館の寺島典人学芸員は「将軍の遺髪であれば、極めて珍しい。足利家の地蔵信仰を裏付ける重要な資料だ」としている。同館で、今月13日から25日まで展示される。〔共同〕

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