データベース登録、大幅に遅れ 原発作業員の健康管理

2013/8/13付
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東京電力福島第1原発事故の緊急作業をした作業員の健康を長期的に管理するため、厚生労働省が作成している被曝(ひばく)線量やがん検診などの結果のデータベースへの登録作業が大幅に遅れていることが、13日までの厚労省への取材で分かった。

検診の結果を報告すべき事業者が提出したデータに誤りが多く、報告自体がはかどっていないのが原因。

登録済みは2月までに提出された分で今後も遅れが見込まれることから、作業員の健康状態の把握に支障が生じる恐れがある。厚労省は既に事業者に対し、速やかに報告するよう指導している。

厚労省によると、作業員の被曝線量のデータは東電が、検診結果は元請け企業がそれぞれ取りまとめて提出。氏名と生年月日、東電が付けた作業員番号でデータを照合しているが、元請け企業が提出した氏名などに誤りが多いという。

2011年10月の厚労省指針では、緊急作業に従事した作業員のうち、50ミリシーベルト超被曝した人は年1回白内障の検診、100ミリシーベルト超はがん検診も併せてすることになっている。だが、指針から1年間に白内障検診を受けた人のうち13%、がん検診受診者からは71%しか報告が上がっていない。〔共同〕

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