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千葉県内の液状化地域、24年前も被害 東方沖地震で

東日本大震災で液状化現象が起きた千葉県内の被害地域と、1987年の千葉県東方沖地震で液状した地域が一部重複していたことが10日までに、同県環境研究センターの風岡修主席研究員(地質学)らの研究グループの調査で分かった。

一度液状化した場所は地盤が安定し、再び液状化しないとの説もあるが、風岡研究員は「液状化が同じ地域で繰り返し起こることが、広範囲で確認できた。ほとんどが埋め立て地で、護岸整備などの対策が必要だ」と話している。

風岡研究員によると、千葉県で埋め立てに使われる房総半島の砂は粒が細かく、いったん液状化した後も地盤が固まりづらい。強い地震が起これば、再び液状化が起きる可能性が高いという。

東日本大震災で液状化現象が起きたのは、主に震度5強の地域で、千葉市美浜区、香取市、旭市、習志野市など。

一方、千葉県東方沖地震では、南房総を除く千葉県全域が最大震度5を記録し、千葉市美浜区や香取市で液状化被害が確認された。東日本大震災で被害が大きかった浦安市は、一部地域にとどまった。〔共同〕

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