石綿被害訴訟、元請けと和解 遺族に1800万支払い

2010/10/9付
共有
保存
印刷
その他

 建設作業に従事した母親が大量のアスベスト(石綿)を吸い中皮腫で死亡したのは、安全対策が不十分だったためとして、神戸市の女性が元請けの中堅ゼネコン安藤建設(東京都港区)に損害賠償を求めた訴訟で、同社が解決金1800万円を支払うことなどで大阪地裁で和解が成立したことが9日、訴訟関係者への取材で分かった。

 和解は8月3日付。和解条項では企業側が「建設現場で石綿粉じん暴露の防止に努める」と改善を約束。母親が現場作業中に石綿を吸い、悪性胸膜中皮腫を発症して死亡したことに遺憾の意を表すことも盛り込まれた。

 母親は1969~70年ごろ、神戸市のマンション建設現場で、石綿を含む資材の片付けや清掃など雑用業務に従事。

 女性側代理人の村松昭夫弁護士は「下請けの中でも最も身近に石綿に触れていた作業員について、元請け企業が一定の責任を認めた意義は大きい。事実上の勝訴」と話している。安藤建設は「コメントを差し控える」としている。

 訴状によると、母親は2000年、69歳で死亡。女性は07年に提訴した。〔共同〕

共有
保存
印刷
その他

電子版トップ

関連キーワードで検索

安藤建設石綿アスベスト石綿被害元請け中皮腫和解訴訟

【PR】

【PR】

主要ジャンル速報

北海道 12:53更新
9:41
東北 22日 20:18
21日 2:00
関東 2:22
2:21
東京 20日 21:50
20日 21:40
信越 0:14
21日 2:00
東海 2:23
1:00更新
北陸 2:18
20日 21:30
関西 2:18
22日 20:27
中国 22日 21:57
21日 2:00
四国 21日 1:31
21日 1:31
九州
沖縄
12:00
11:40

【PR】



日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報