生活保護受給、過去最多の205万人超に 7月時点
支給総額は3兆円超

2011/11/9付
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全国で生活保護を受給している人が7月時点で205万495人となり、戦後の混乱の余波で過去最多だった1951年度の204万6646人(月平均)を超えたことが9日、厚生労働省の集計で分かった。世帯数も148万6341世帯と過去最多を更新。生活保護の支給総額は3兆円を超えており、国や自治体の財政負担が年々大きくなっている。

厚労省によると、7月時点の生活保護の受給者は前月と比べて8903人増えた。東日本大震災の影響で今年3月には前月より約3万2000人増えて200万人を突破。5月以降は毎月約1万人のペースで増加していた。世帯数も前月と比べて6730世帯増えた。

生活保護の受給者数は戦後の混乱期は200万人を超えていたが、経済成長に伴って次第に減少。95年度には88万2229人と過去最少を記録した。その後は景気悪化の影響などで増加に転じ、2008年のリーマン・ショック以降はさらに急増。働けるのに働かない人も増えているとみられ、昨年度の月平均の受給者数は195万2063人だった。

受給者の増加について、厚労省は「厳しい雇用情勢や高齢化が進んだことなどが影響している」と説明。今後も増加傾向が続くとみている。

生活保護の支給総額は01年度に2兆円、09年度に3兆円をそれぞれ突破。今年度は予算ベースで約3兆4千億円を計上している。

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