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若田さん、日本人初の船長に 国際宇宙ステーション

国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の若田光一さん(50)が9日夕、日本人として初めての船長に就任した。これまではステーション計画を主導する米国とロシアから選ばれており、両国以外では欧州とカナダから1人ずつ選ばれただけ。若田さんは帰還する5月中旬まで約2カ月間、米ロの5人の飛行士を指揮する。

ステーションは米ロ日欧など15カ国・地域の協力で運用され、地上から約400キロメートルの宇宙空間を周回している。

9日に日本の実験棟「きぼう」で引き継ぎ式が開かれ、前任のロシアのオレッグ・コトフ飛行士から、指揮権が若田さんに移った。コトフ氏が「私の友人である若田さんに船長を引き継げて光栄」と話すと、39代船長となった若田さんは「謙虚な気持ちでやりたい」と応じた。

若田さんは「大役を任され、日本人として誇りに思う」「日本人の心を表す言葉である和の心を大切にして、船長業務を全うしたい」と日本語で抱負を述べた。さらに「東日本大震災から3年がたとうとしているが、被災地の街の明かりが力強く輝くのが印象的で、復興の様子に励まされている」とも語った。

船長は作業状況や搭乗員の健康状態を把握し、実験や運用などの計画を地上と調整する。火災などの緊急時には乗員の安全を確保する責任を負い、地上からの指示を待たず自らの判断で対応する権限もある。マネジメントやコミュニケーション能力が必要とされる。

若田さんは1992年に旧宇宙開発事業団の宇宙飛行士候補に選ばれ、96年と2000年にスペースシャトルに搭乗した。ステーションでの長期滞在は2回目で、13年11月から5月までの予定だ。

安倍晋三首相は9日、ISSの船長に若田光一さんが就任したことについて「卓越した能力と周囲からの厚い信頼に加え、我が国のISS計画への貢献が高く評価されている表れだ。誇りに思う」とのコメントを発表した。

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