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コウノトリ住む水田整備、地域活性化に貢献 国連試算

兵庫県豊岡市がコウノトリがすむ水田を整備した結果、総生産の1.4%分に相当する経済効果が誕生――。国連環境計画(UNEP)は9日、動植物を保全する生物多様性の経済効果をまとめた報告書でこんな試算を公表した。生物多様性は全世界で数兆ドルの価値を提供しているとし、活用次第で地域経済の活性化につながるとした。

国連が公表したのは、「生態系と生物多様性の経済学」報告書。報告書では豊岡市がコウノトリの野性復帰のため、無農薬栽培や冬場にも田んぼに水をはった取り組みを分析。高値で取引される有機栽培の農産物によって農家が利益を受けたほか、観光客の増加が地域経済の拡大に寄与したと報告した。

スリランカの水田が有する経済価値も紹介。米の生産だけなら経済価値は1ヘクタール当たり約160ドルだが、生物の生息場所の提供や貯水機能の役割を果たすことで、実は約2800ドルもの価値があるとした。

報告書は地球温暖化の国際交渉に影響を与えた「スターン・レビュー」の生物多様性版として作成が進んでいる。10月に名古屋市で開く生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)で最終的な報告書が出る予定。

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