「アヴァンス」書類送検、弁護士法違反容疑
司法書士事務所「アヴァンス法務事務所」(大阪市中央区)の事務員が無資格で法律事務をしたとして、大阪弁護士会が運営法人と代表ら5人を弁護士法違反(非弁行為)容疑で告発していた問題で、大阪府警は9日までに、代表の司法書士らへの捜査を終え、結果に関する書類を大阪地検に送った。
捜査関係者によると、認定司法書士が関与せず、事務員が単独で法律業務をしたことを立証するのは困難と判断し、起訴を求めないとする意見書を付けたとみられる。
大阪弁護士会は今春、同事務所が2007~09年、無資格の事務員に消費者金融会社との過払い金の返還交渉を担当させ、報酬を得た疑いがあるとして刑事告発していた。