英誌ネイチャー、STAP論文対応「結論近い」 - 日本経済新聞
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英誌ネイチャー、STAP論文対応「結論近い」

STAP細胞の論文を掲載した英科学誌ネイチャーは9日、理化学研究所が不正と確定させた調査結果に関して「独自に評価を進めており、結論に達しつつある。何らかの対応をしたい」と表明し、編集部の判断で論文を撤回することも含め、近く対応を決める可能性を示唆した。

ネイチャーの広報責任者は「理研の調査を注意深く見守ってきた。われわれは全てのネイチャー論文に対する意見を重要ととらえ、詳細に検討している」と述べた。

ネイチャーに掲載された論文の取り下げは、原則として著者全員の同意が必要。STAP論文では小保方晴子氏とチャールズ・バカンティ米ハーバード大教授が同意していない。

広報責任者は、一般的に編集部が論文の撤回を決定する場合の条件として、結論が間違っているか、出版時に著者や編集者が気付かなかった情報が明らかになり、結論が大きく損なわれたときだと説明した。

一方、ネイチャーに掲載が決まる前に小保方氏らは米科学誌サイエンスに論文を投稿したが、画像の問題点を指摘され却下された。サイエンスの広報担当者は「個別の論文の審査過程は厳しく部外秘とされている。年間1万2500件の論文投稿のうち、掲載されるのは約7%にすぎない」と審査の厳しさを強調した。〔共同〕

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