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閉館の赤坂プリンスで被災者受け入れ始まる

(更新)

先月末に閉館した「グランドプリンスホテル赤坂」で9日、震災被災者の受け入れが始まった。「赤プリ」の愛称で親しまれた宿泊施設として、最後の活躍の場となる。ただ、利用できる期間が短いことなどを理由に申し込みを見送った被災者も少なくない。都は8日夜になって急きょ、食事を無料とすることを決めた。

ホテルでは受け付けを始めた午前10時過ぎから、被災者らが続々と詰めかけた。福島県いわき市から避難した飲食業、畠山優太さん(21)は「自分の空間が持て、安心して生活できると思う」と笑顔を見せた。「落ち着いたら地元に戻り、また元の仕事ができれば」と話していた。

同ホテルは東京都の避難施設の位置付けで、受け入れ期間は9日~6月30日まで。都内に3カ所ある一時避難施設の利用者のほか、1回目の都営住宅の抽選に漏れた福島県からの避難者を対象にする。

客室数は約700室で、最大約1600人に対応できる。歯ブラシやせっけんといった生活用品の提供や清掃など、ホテルとしてのサービスはないが、各部屋にはベッドとテレビ、冷蔵庫があり、電話機や掃除機、洗濯機などは共同で利用できる。防犯対策の観点から、警備員も配置する。

ただ、利用期間は3カ月弱と短い。また都は当初、食事は朝食が300円、昼・夕食が各500円程度の有償提供と説明。8日までに利用を希望したのは約140世帯(約360人)にとどまっている。このため8日夜になって急きょ、食事を無料とすることを決めた。

福島県南相馬市から避難してきた男性会社員(53)も応募せず、避難所に当面、とどまることを決めた。「仕事を見つけることが先決。住まいを決めると通勤に便利かどうかなどによって、仕事も限定されてしまう」と話していた。

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