月経前のイライラ、心理実験で実証 京大霊長類研

2012/3/9付
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京都大学霊長類研究所の正高信男教授は、女性が月経前にイライラしたり憂鬱になったりすることを心理実験で実証した。月経前の感情変化は知られていたが、客観的な検証は初めて。月経による身体負担を減らす研究や、人間の感情の変化を計測する手法の開発に役立ちそうだ。8日付の英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載される。

正高教授は29~30歳の健康な独身女性60人の協力を得て実験。画面を9分割して8枚の花の写真と1枚の蛇の写真を同時に表示し、蛇を探し出すまでの時間を測った。その結果、黄体期という月経前の期間にある場合だけ、他に比べ20%ほど短かった。

心理学の実験では蛇は嫌悪、花は好意の対象とされる。正高教授は「月経前の女性は嫌悪感情が高まり、蛇を素早く見分けられるようになった」と分析。嫌悪感情によってイライラしたり憂鬱になったりするという。

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