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照明を制御して睡眠リズム改善 名大などが確認

名古屋大と愛知県立大などの研究グループは9日までに、発光ダイオード(LED)の青色の波長が睡眠を誘うホルモンの分泌に関わると特定し、青色の波長を制御する実験で、睡眠障害の改善を確認できたと発表した。

ヒトは脳内で眠りを誘う「メラトニン」というホルモンを分泌し、体温や脈拍を下げて眠りに入る。太陽の光でこのホルモンが減り覚醒するが、朝日を浴びずに照明に当たりがちな現代社会では、これらの睡眠リズムが乱れるという。

グループは、学生にLED照明を見せる調査で、青色の波長でメラトニンが減少すると特定。これを踏まえ、青色の波長を制御できるLED照明を開発、老人ホームなどに設置して高齢者の生活状況に変化があるか調べた。

実験では太陽の動きをイメージし、早朝から照明の青色を徐々に導入。夕方ごろから弱め、夜にはゼロとした。2週間後、調べた高齢者4人のうち3人は夜に覚醒する傾向が見られなくなった。また、昼間にうたた寝していた3人のうち2人に症状がなくなった。

野菜の名前を列挙するテストでは、4人とも制限時間内に回答できる種類が増え、認知症への効果も確認できたとしている。

愛知県立大看護学部の岡本和士教授(疫学・公衆衛生学)は「この照明を太陽の役割として使うことで睡眠リズムを調整することができるかもしれない」としている。〔共同〕

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