/

ALSの進行遅らせる治療薬、東北大が治験へ

東北大学は8日、全身の筋肉が次第に動かなくなっていく難病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の進行を遅らせる新薬の臨床試験(治験)を8月にも始めると発表した。神経細胞を保護する働きのあるたんぱく質を投与し、安全性や効果を調べる。3~4年後にも実用化したい考えだ。

ALSは運動神経が徐々に死滅し筋肉が動かなくなり、最後は呼吸もできなくなる。原因はわかっておらず、治療法がない。国内患者数は約8500人。

治験は青木正志教授らが東北大病院で実施する。学内の承認が得られ次第始める。発症後2年以内の患者12人に運動神経を保護する肝細胞増殖因子(HGF)を投与し、まず安全性を確かめる。順調にいけば、患者数を拡大した第2段階の治験に移行する。

HGFを使ったALS治療について、東北大は慶応大やバイオベンチャーのクリングルファーマ(大阪府豊中市)と共同研究を進めてきた。ALSを発症させたラットを使った実験ではHGFを投与すると、神経が減るのを食い止め病気進行も遅くなった。何も治療しない群に比べて寿命が1.6倍になった。

HGFを脊髄損傷の治療に役立てる研究も進めており、今回の治験を、脊髄損傷治療の実現にも役立てたい考えだ。

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン