台湾企業が登録の「讃岐」の商標抹消 現地当局
台湾の経済部(経済産業省)知的財産局はこのほど、台湾の食品会社が冷凍めんなどの商標として登録していた「讃岐」を無効とする決定を下した。台北市で讃岐うどん店を経営する樺島泰貴氏が申し立てていた一部を認めたもので、同食品会社以外にも「讃岐」の名称が使えるようになった。
当局が「台湾の消費者は讃岐を日本の地名として認識している」として商標登録を抹消したのは「讃岐」「さぬき」「サヌキ」「SANUKI」の4つ。
同食品会社が飲食店の名称として登録した「讃岐」はまだ抹消されていないが、樺島氏は「今回の決定により、飲食店でも『讃岐』が使えるようになることを期待している」と話している。(台北=新居耕治)