2019年2月22日(金)

ワープロ変換 発明対価643万円 地裁、東芝に支払い命令

2011/4/8付
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かなで入力した文字を効率的に漢字交じりに変換できる日本語ワープロの基本技術を巡り、東芝の元技術者が同社に約3億2千万円の発明対価の支払いを求めた訴訟の判決が8日、東京地裁であり、大鷹一郎裁判長は約643万円の支払いを命じた。

訴えていたのは、天野真家・湘南工科大教授(63)。変換時に使用頻度の高い単語を優先表示する技術など、現在の日本語ワープロの基礎となった発明について、天野氏の単独発明かどうかが主な争点となった。

大鷹裁判長は判決理由で、天野氏を含む4人の共同発明だとした東芝側主張について「上司の1人は関与していない」としたうえで、残る3人の技術者のうち、天野氏の貢献度を70%と認定。発明で東芝が受けた利益を1億3千万円余り、技術者の貢献度を7%と算定し、天野氏は約643万円の支払いを受ける権利があると結論付けた。

天野氏は判決後に記者会見し「1人の関与を認めなかったのは良かったが、残る2人の関与については不服」として、控訴する意向を示した。

東芝の話 判決を精査のうえ、今後の対応を決定する。

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