口元引き締め厳しい表情 橋下市長「国と地方のあり方変える」

2012/9/8付
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「国と地方のあり方を変えるため、国政に挑戦する」。大阪都構想を旗印に約2年半前に誕生した政治グループが8日、国政への船出を宣言した。「日本維新の会」代表に就く橋下徹・大阪市長(43)は口元を引き締め、厳しい表情で「国の統治機構の根っこを変えないと大阪も地方も良くならない」と決意を語った。

所属議員による会合で国政進出を正式決定した後、記者会見に臨んだ橋下氏は「いろんな法律で縛られ、地方で何も決められない。全部永田町にお願いしないといけない仕組みはうんざりだ」と声を荒らげ、「都構想も国政への足場を築かないと完成できない」と、国政進出の理由を語った。

橋下氏は会合前に「まじめな感じに」と短くカットした髪形で登場。普段は両手のジェスチャーを交えて早口で語るが、この日は膝の上に両手を置いたままで緊張した面持ちだった。

自身の国政転身は「僕と松井一郎府知事は市政と府政、都構想をやりとげる」と否定。首長と党首の兼務は異例で、東京と大阪を往復する日々も想定されるが「家族は大阪にいますから。『お泊まり』は厳禁です」と笑いを誘う場面もあった。

国政進出は(2008年2月の)府知事就任直後から意識していたと明かし、「国の形をかえないと大変なことになる」と強い口調。「人生は1回ぽっきり。命までは取られないでしょうから、自分でやってみようと思った。あとは国民の皆さんに判断してもらうしかない」と会見を締めくくった。

出席議員によると、会合で松井知事が「代表は橋下さんしかいない。皆さんどうですか?」と問うと大きな拍手が起こり、国政進出も満場一致で国政進出が決まった。「候補者公募はどうするのか」などの質問も相次いだが、ある府議は「国政政党化への異論は一切なかった。大阪から日本を変えるという考えは皆、共有していた」と興奮気味に話した。

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