2019年2月18日(月)

ルーシーさん事件、織原被告の無期確定へ 最高裁が上告棄却

2010/12/8付
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薬物を飲ませて計10人の女性に暴行し、うち英国人女性ルーシー・ブラックマンさん(当時21)ら2人が死亡した事件で、準強姦致死罪などに問われた会社役員、織原城二被告(58)の上告審で、最高裁第1小法廷(桜井龍子裁判長)は8日までに、被告の上告を棄却する決定をした。ルーシーさんに対する死体損壊・遺棄罪などを認定して無期懲役とした二審・東京高裁判決が確定する。

決定は7日付。ルーシーさん死亡と被告を結ぶ直接証拠が乏しく、弁護側は上告審で「大柄なルーシーさんの遺体を被告が単独で運び出して埋めたというのは疑問が多すぎる」などと主張したが、同小法廷は退けた。

2007年4月の一審・東京地裁はルーシーさん事件について、第三者が関与した可能性などを考慮、有罪認定には「合理的疑いが残る」とし無罪と判断。他の9人に対する準強姦致死罪などで無期懲役を言い渡した。

08年12月の二審判決は一審を破棄。遺体から睡眠導入剤の痕跡が検出されたことや、織原被告がルーシーさん失踪後にチェーンソーを購入していたことなどから、乱暴目的で誘い出したわいせつ目的誘拐や死体損壊・遺棄罪を認定。一方で乱暴し死亡させたとまではいえないとして準強姦致死は認めず、改めて無期懲役を言い渡した。

二審判決によると、織原被告は00年7月、ルーシーさんを神奈川県逗子市のマンションに誘い出し睡眠導入剤を摂取させ、死亡後に遺体を切断し、同県三浦市の海岸の洞穴に埋めた。また1992~00年、女性9人に薬物を飲ませ暴行し、うちオーストラリア人女性(当時21)を死亡させた。

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