独財務省、バイオリン返還を指示 税関は反発

2012/10/8付
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独フランクフルト国際空港の税関で同国在住のバイオリニスト、有希・マヌエラ・ヤンケさん(26)が名器ストラディバリウスを差し押さえられ、関税約1億2千万円を請求された問題で、8日付のドイツ大衆紙ビルトは、財務省が税関当局に、バイオリンを返還するよう指示したと報じた。

税関当局は激しく反発。ショイブレ財務相が脱税行為を手助けしているとして、職員が検察当局に告発したという。ヤンケさんにストラディバリウスを貸与している日本音楽財団によると、返還するとの連絡は8日までに入っていない。

同空港の税関では8月中旬、世界的なバイオリニスト堀米ゆず子さん(54)がバイオリンを差し押さえられ、9月下旬に無償で返却された。ビルトによると、ショイブレ氏はこうした事態が相次いだことに立腹、財務省が税関当局に返還を指示したという。

ストラディバリウスは時価6億円余りと算定された。ヤンケさんは貸与証明書などを所持していたが、申告すべき課税品に当たるとして関税を請求された。(ベルリン=共同)

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