2019年7月24日(水)

ウイルス消去も遠隔操作か 大阪のパソコン乗っ取り

2012/10/8付
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大阪市のホームページ(HP)に無差別殺人予告の書き込みをしたとして逮捕・起訴された大阪府吹田市の男性(43)が事件に無関係だった可能性が浮上し釈放された事件で、男性のパソコンに感染したウイルスが遠隔操作で消去できる性質を持っていたことが8日、捜査関係者への取材で分かった。

府警捜査1課は男性になりすまして殺人予告を書き込んだ第三者が、発覚を遅らせる目的でウイルスを消去した疑いがあるとみてウイルスを送り込んだ人物の割り出しを急ぐ。

発見されたウイルスはこれまでのサイバー犯罪事件で扱われたことのない新種だった可能性が高いことも捜査関係者への取材で判明。府警はウイルスの感染経路や事件との関連を調べるが「捜査しにくい海外のサーバーを経由する例も多い」としており、難航も予想される。

捜査1課によると男性のパソコンを調べた際、すでに遠隔操作ウイルスは消去されていたが、復元して約10日間かけて解析。ウイルスの消去のほか、ウイルスの入ったファイル名を遠隔で変更できる機能があることが分かった。

専門家らによると、ウイルスが消去されたりファイル名が変更されたりすると、検出が難しくなるという。ウイルスは逮捕前の捜査で同課が行った複数の検出ソフトによる検査をすり抜けた。ウイルスが検出されなかったため、同課は遠隔操作など第三者による介在はないと判断し、男性を逮捕していた。

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