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「情けは人のためならず」園児観察で実証 阪大

親切な人は周りから好ましく思われ、自分も親切にされることを、大阪大の大西賢治助教(発達心理学)らのチームが保育園児の園内での日常生活を観察して確認し、米オンライン科学誌プロスワンに8日発表した。

よいことをすればよい報いがあるという「情けは人のためならず」を、初めて実証したとしている。

チームは、大阪府内の保育園の5~6歳児70人を観察対象にし、うち親切な行動をよく取る12人を「親切児」とした。

園児らが遊んでいる時に、親切児が他の子の服のボタンを留めたり、物を貸したりするなどした際、1メートル以内にいてこれを見た園児が10分間にどのように振る舞うのかを観察した。

親切児が親切をした場合と、しなかった場合を約250回にわたり比較した結果、親切をした場合の方が、周りの園児が親切児を手伝ったりする頻度が高くなり、親しく話し掛け、体を触るなど他者を好ましく思う言動も増えた。

大西助教は「親切は回り回って自分に返ってくるということは、人間が進化し生き残っていく上で重要な役割を果たしてきたと考えられており、この仕組みを実生活で科学的に示すことができた」としている。〔共同〕

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