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ニホンジカが500万頭まで増加 25年度推計、狩猟人口減で

環境省は10日までに、農作物や山林を荒らす被害が問題となっているニホンジカについて、捕獲率が現状と変わらない場合、2025年度には北海道を除く全国で11年度の2倍近い500万頭まで増えるとの推計結果を公表した。環境省がニホンジカの生息数の将来推計値を出すのは初めて。背景には高齢化に伴う狩猟人口の減少があるとみられる。

中央環境審議会の小委員会は被害の深刻化を防ぐため、集団で大規模捕獲する業者の認定制度など対策強化を検討している。

環境省によると、過去の捕獲数から11年度のニホンジカの生息数を261万頭と推計。11年度の捕獲数は約27万頭で、このままのペースで捕獲した場合と増やした場合をシミュレーションした。

捕獲率が現状のままなら25年度に500万頭まで増える。2.2倍にした場合は171万頭に減り、2.9倍にすれば84万頭になる。北海道は独自に推計しているため除外した。

狩猟免許の所持者数は1989年度の約29万人から10年度には約19万人に激減。そのうち60歳以上の割合は約12万人と6割以上を占め、高齢化が進んでいる。一方、11年度の全国のシカによる農作物被害は約83億円で、05年度の約39億円に比べて2倍以上だった。

環境省は増加の原因を「シカは繁殖能力が高く、オオカミなどの天敵が不在な上、近年は暖冬が続いて大雪で餌がなくて死ぬケースが減った」と分析している。〔共同〕

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