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長周期地震動、27階は家具すべて転倒 高層ビル実験

防災科研、6階は無事

防災科学技術研究所は7日、兵庫県三木市の「実大三次元震動破壊実験施設」(E―ディフェンス)で高層ビルを模擬した建物をゆっくり大きく揺らす実験を公開した。6階に相当する部分の家具は一つも倒れなかったが、27階相当の部分では本棚や食器棚がすべて倒れた。同じ建物でも低層と高層で被害の差が大きく、対策が必要なことが明らかになった。

建物をゆっくり大きく揺らす震動は「長周期地震動」といわれる。発生が懸念される東海地震のように海に震源を持つ海溝型地震で観測される。震度が比較的小さくても高層ビルに大きな被害が出るとされている。

防災科研の研究グループは積層ゴムやコンクリート板を組み合わせ、高層ビルの揺れを再現できる建物を造った。6階相当と27階相当の部分に同じように家具を置き、E―ディフェンスの震動台に載せて最大震度5弱の地震波を入力。約11分にわたって揺らした。

6階部分の計測震度は5強だったが、27階部分は6弱に揺れが増幅。家具の転倒など目に見える被害の差は震度の差以上に大きかった。

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