2019年9月19日(木)

鳥取・大山の大量火山灰、福井まで 5万年前

2014/5/7付
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鳥取県の大山で約5万年前に起きた大規模噴火は10~20時間にわたり激しい噴火が連続し、大量の火山灰が一気に噴出したとの解析結果を産業技術総合研究所の山元孝広・総括研究主幹らが7日までにまとめた。

高速増殖炉もんじゅ(運転停止中)がある福井県・敦賀半島周辺では厚さ数十センチ以上の火山灰「大山倉吉テフラ」が積もった。

山元氏らは文部科学省の委託を受け、もんじゅなどへの降灰影響を解析。敷地沖合の海底で約50センチ積もっていたテフラの影響が最大として、当時のマグマ噴出量や噴火継続時間を推定した。

その結果、マグマ噴出量は40~80立方キロで、噴煙柱は高さ1万4千~1万6千メートルに及んだ可能性が判明。最も激しい「クライマックス噴火」の継続時間は10~20時間に及ぶと推定された。

もんじゅの原子炉や燃料貯蔵槽では空冷式の冷却器を使っており、運転中に長時間の降灰が起きるとフィルターの目詰まりなどで冷却機能に影響する可能性がある。

もんじゅを運営する日本原子力研究開発機構は、火山灰対策として「火山灰対策の具体的な検討は進んでいないが、複数ある冷却器の一つを停止してフィルターを清掃・交換し、冷却器を交互に使用するなどの対応が考えられる」としている。〔共同〕

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