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日本の大人、読解力と数的思考力で世界1位 OECD調査

経済協力開発機構(OECD)は8日、世界24カ国・地域の16~65歳を対象に社会生活の中で求められる能力を測った初の国際成人力調査(PIAAC)の結果を公表した。日本は調査対象の3分野のうち読解力と数的思考力で1位だった。

義務教育の就学率が一貫して高いことや企業が人材育成に熱心なことが要因とみられ、高度経済成長を達成した戦後の努力が好成績に結びついた形。ただ現在の子供の学力は世界のトップの水準にあるとはいえず、学校教育の充実が欠かせない。

残る1分野のIT(情報技術)を活用した問題解決能力はOECD平均並みの10位。日本の大人はパソコンの使用頻度が参加国・地域の中で最低の水準にあり、学校教育の段階から積極的にITに親しむ環境づくりが急務といえそうだ。

読解力は文章や資料から必要な情報を読み取り活用する力のこと。日本の平均点は参加国・地域で最高の296点で、OECD平均を23点上回った。数学的な情報を仕事などに利用する力をみる数的思考力もトップの288点で、OECD平均より19点高かった。

各国の状況をみると、フィンランドが3分野でいずれも2位。ITを活用した問題解決能力はスウェーデンが1位。3分野とも北欧諸国が上位に並んだ。

調査は2011年から12年にかけて24カ国・地域の約15万7千人を対象に実施。原則として専用パソコンを使った対面方式で、日本は男女5173人が回答した。

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