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切り餅訴訟、サトウの特許侵害認める

知財高裁中間判決

(更新)

切り餅がきれいに焼ける技術に関する特許権を侵害されたとして、越後製菓(新潟県長岡市)がサトウ食品工業(新潟市)に製造・販売差し止めと14億8500万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、知的財産高裁(飯村敏明裁判長)は7日、サトウ食品側の特許侵害を認める中間判決を出した。

中間判決は、審理の途中で一定の争点に判断を示す手続き。同高裁は賠償額などをさらに審理し最終的な判決を出す。一審は特許侵害を否定して越後製菓の請求を棄却したが、サトウ食品が逆転敗訴の見通しとなった。

問題になったのは、餅の周囲に切り込み(スリット)を入れて形崩れを防ぎ、焼いたときにきれいに膨らむようにする技術。越後製菓が2002年に特許出願し、08年に登録。側面だけでなく上下面にも十字に切り込みを入れたサトウ食品の製品「パリッとスリット」などが特許を侵害しているとして提訴した。

中間判決理由で飯村裁判長は、越後製菓の特許で保護される発明は「側面に切り込みを入れることが要件。上下面にも切り込みがあるものを含まないと理解することは適当でない」と判断した。

サトウ食品側は越後製菓の特許無効を求める訴訟を起こしたが、同高裁は同日、この請求を棄却する判決も言い渡した。

サトウ食品は「サトウの切り餅」で知られ、「包装餅」の販売シェアが全国トップ。越後製菓は2位。サトウ食品は「現時点でも特許侵害はないと考えているが、損害を巡る今後の審理でも争う」としている。

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