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民宿上の船、現地復元へ 大槌町が寄付金募集

東日本大震災の津波で2階建て民宿に乗り上げた姿が国内外に知られ、後に下ろして解体された観光船「はまゆり」について、岩手県大槌町は7日までに現地での復元を目指し、全国から寄付を募ることを決めた。「災害の記憶を次の世代に継承したい」として、8日開会の町議会に基金の条例案を提出する。民宿に乗り上げた様子をそのまま再現する方針。

はまゆりは全長28メートル、109トン。大槌町と隣接する釜石市所有の観光船で、同市が約4億円で購入した。震災発生時は大槌町の造船所で定期検査をしており、同町赤浜地区の民宿に流れ着いた。

船の設計図が釜石市に残っており、大槌町は事業のめどがたち次第、市に協力を要請する。

津波の猛威を伝える象徴として、震災直後に保存を求める声も出たが、釜石市が「崩れた場合に二次被害の恐れがある」と撤去を決めた。昨年5月にクレーンで地上に下ろされ、解体。その後、住民から「震災の風化を防ぐため復元したい」と要望が出ていた。

民宿の補強なども必要で、町独自の財源確保は難しく、募金を呼び掛けることにした。基金は、がれきを使った防潮施設「鎮魂の森公園」の整備にも充てる。

碇川豊町長は「寄付によって全国の方々にも震災を思い出してもらい、次の災害に備えるきっかけにしてほしい」と話している。〔共同〕

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