/

都会っ子はスリム、地方は肥満多く 文科省保健調査

いまの子供はスリムになっている――。文部科学省が8日発表した2011年度の学校保健統計調査速報で、5~17歳の全年齢で肥満傾向児の割合が10年度より低下した。専門家は学校などの肥満対策の成果が出つつあると分析している。都市部に比べ、地方に肥満の子が多い傾向も明らかになった。

調査は今年4~6月、全国の幼稚園児から高校3年生を対象に実施。発育状態は全体の4.7%、健康状態は同23.1%を抽出して調べた。東日本大震災の影響で健康診断ができなかった学校がある岩手、宮城、福島の3県は対象から外した。

身長から算出した標準体重より20%以上重い肥満傾向児の割合は、5歳の2%台から徐々に高くなる。15歳(高1)の10.15%がピークで、ほぼ10人に1人が肥満になる。

ただ肥満の子の割合は低下している。11歳(小6)は8.81%と現行方式で調査を始めた06年に比べて2.1ポイント減、14歳(中3)は7.96%で同2.26ポイント減、17歳(高3)は9.67%で同1.63ポイント減だった。

改善の度合いには地域差が表れた。11歳の肥満傾向児の割合を都道府県別でみると、北海道と東北、九州で全国平均を上回る県が多かった一方、首都圏や関西は平均以下が多かった。最も肥満の子の割合が高いのは高知県(14.37%)、低いのは山口県(5.38%)だった。

調査を分析した「日本子ども家庭総合研究所」(東京)の衛藤隆副所長は「学校や家庭が食生活や運動面の改善に取り組んできた成果が出つつある。地方は車社会だったりバス通学が中心だったりして意外に歩くことが少ないことが肥満傾向の子の多さの原因」と話している。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン