小沢元代表は尿管結石 病院側「入院は1週間程度」
6日深夜に体調不良を訴えて東京都文京区の日本医科大病院に救急搬送され入院した民主党の小沢一郎元代表は7日午前、同党の輿石東幹事長に電話し、自らの病状について「尿管結石だった。お騒がせしました」と伝えた。
同病院は7日午後0時半から記者会見し、第1内科の本間博医師が小沢元代表の病状について「現在は痛みも取れ落ち着いた状態。尿管の一部に結石が残っており、1週間程度の入院を見込んでいる」などと話した。
検査の結果、小沢元代表は左尿管とぼうこうの間付近に約4ミリの結石があった。同病院は自然に排出されるのを待つ。本間医師は裁判が継続できるかについては「本人に聞いてみないと分からないが、(医師としての判断は)その場で考えたい」と話した。
小沢元代表は2日から尿道の違和感や尿が濃いことに気づき、5日に同病院で定期健診を受けたが、検査時には強い腰の痛みはなかったという。しかし、6日夜に痛みが襲い救急車を要請した。
7日朝は午前8時に起床。検査予定などを伝えられると「しっかりと返答した」(本間医師)。病名を告げられた際、小沢元代表は「重病ではなかったのでほっとした様子だった」(同)という。
厚労省などによると、尿管を含んだ尿路全体で結石ができる患者数は2005年で人口10万人当たり約200人、女性に比べて男性が約2.5倍と多い。通常は痛み止めを処方し、点滴や水をよく飲むことなどによって自然に排出される。