大西洋の海底に「陸地」発見 アトランティス痕跡?

2013/5/7付
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 【リオデジャネイロ=共同】ブラジル・リオデジャネイロ沖の大西洋にある海底台地で、陸地でしか組成されない花こう岩が大量に見つかり、かつて大西洋上に大陸があったことが判明したと、海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)とブラジル政府が6日発表した。「アトランティス大陸のような陸地が存在した極めて強い証拠だ」としている。

海洋研究開発機構などが「大陸があった痕跡を発見した」というブラジル沖の海底

海洋研究開発機構などが「大陸があった痕跡を発見した」というブラジル沖の海底

 アトランティスは大西洋にあったとされる伝説の古代大陸。高度な文明を誇り、約1万2千年前に沈んだと伝えられるが、これまで痕跡は見つかっておらず、実在したかを含め長年、議論を呼んできた。今回見つかった「大陸」は数千万年前に沈んだと推定され、人工構造物も現時点では見つかっておらず、時期や実態が異なるが、ロマンをかき立てる重要な発見といえそうだ。

 調査は、同機構の有人潜水調査船「しんかい6500」を使って実施。南大西洋での有人潜水艇による調査は初めて。同機構が4月末、リオから南東千キロ以上沖合の海底台地「リオグランデ海膨」を調べたところ、水深910メートルの地点に、高さ、幅それぞれ約10メートルの岩の崖があるのを発見。撮影した映像を分析した結果、花こう岩と確認した。周辺には海では組成されない石英の砂も大量にあった。海底の岩盤は主に玄武岩とされる。

 同海膨全体の幅は最大部分で約千キロ。1億年以上前に南米大陸とアフリカ大陸が分裂した際に残った大陸の一部とみられる。同機構は「周辺の海底で見つかった化石などから約5千万年前には海上に出ていたが、波などで土砂が削られたり岩盤が海水で冷えて重くなったりして、数百万年後には海に沈んだと推定される」としている。

 同機構によると、大西洋には大陸だったとみられる海底台地などの候補地はリオグランデ海膨以外にない。これまで、周辺海底で花こう岩が二つ見つかっているが、通過した船が落とした可能性もあるとして、大陸存在の根拠としては疑問視されていた。

 古代ギリシャの哲学者プラトンの著書によると、アトランティス大陸は約1万2千年前の洪水で海に沈んだとされる。

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