2019年3月26日(火)

福島第1の2号機、注水増でも70度前後
圧力容器底部の温度下がらず

2012/2/7付
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東京電力は7日、福島第1原子力発電所2号機の圧力容器底部の温度が同日午前も70度前後で推移していると発表した。東電は午前4時すぎから毎時の注水量を約3トン増やして約13.5トンにした。温度は7日午前5時には72.2度、同8時に71.4度、10時に69度だった。温度が下がるかは、丸1日程度見極める必要があるとしている。

3つの温度計のうち1つで温度が上昇、6日午前には73.3度に達した。残り2つは40度台で推移している。半減期の短い放射性キセノンは検出されず、東電は核分裂が連続して起こる「再臨界」の可能性は否定している。

政府と東電は昨年12月に原子炉の「冷温停止状態」を宣言。圧力容器底部が100度以下であるのが条件の一つだが、誤差を考慮すると80度以下に維持する必要がある。

東電の松本純一原子力・立地本部長代理は7日の記者会見で「1点で温度が上昇しても全体として冷温停止状態ではなくなったと判断するのは早計」との見方を示した。温度上昇は冷却水の注水配管の交換で炉内の水の流れが変わり、温度計付近の燃料が冷えにくくなったためとしている。

細野豪志原発事故担当相は7日の閣議後記者会見で、注水の変更など「安定性のレベルを上げていくプロセスの中で一時的に不安定な状況が生じる可能性がある」との見方を示し、「より慎重なやり方を検討する必要がある」と指摘した。

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