大入り願い「まねき書き」 京都・南座の顔見世控え

京都・南座の歳末の風物詩「吉例顔見世興行」を前に、出演する歌舞伎役者の名前を看板いっぱいに書き込む「まねき書き」が7日、京都市左京区の妙伝寺で始まった。
太く丸みを帯びた独特の書体は「勘亭流」と呼ばれ、「劇場に隙間なく客が入るように」との願いが込められている。看板は25日の「まねき上げ」で南座正面に飾られる。
公演は30日~12月26日。坂田藤十郎さんら人気役者が顔をそろえ、二代目市川猿翁さん、四代目市川猿之助さん、九代目市川中車さんの襲名披露も兼ねる。〔共同〕