2019年3月26日(火)

がれきの町に電柱次々、工事会社の社員ら奮闘 宮城

2011/4/7付
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津波で大きな被害を受けた宮城県女川町に真新しい電柱が1本また1本と姿を現している。住民が心待ちにする電気の復旧に向け、県外から駆け付けた電気会社や工事会社の社員たちも懸命に作業を続けていた。

「設備の損傷が激しく、がれきの除去作業も必要だ」。新潟県から派遣された電気工事会社の男性社員(42)は2004年と07年に新潟県で発生した地震の際、復旧作業に携わった経験があるが、「今回は津波。勝手が違う」と戸惑う。

女川町は地震で地盤沈下しており、満潮時には足元に海水が迫る。相次ぐ余震への警戒も必要で、思うように進まぬ復旧作業にいらだつことも。心の支えは仙台市で民家を1軒ずつ回って復旧作業をしていた時、住民から掛けられた「電気をつけてくれて、ありがとう」との言葉だ。

東北電力によると、被災後、北海道電力や中部電力に加え、電気工事会社の社員らが宮城県で復旧作業に当たっており、最大時には約7千人に上った。

自家発電機が壊れ、電源車を頼りに診療を続けていた女川町立病院には2日に電気が通じた。阿部敏彦事務長は「水道はまだ回復していないが、電気が復旧したことで通常の医療体制に近づけた」と"希望の灯"に声を弾ませた。〔共同〕

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